カジキマグロ
惑星のさみだれが面白いっす。
主人公は地球を砕こうとする魔法使いの野望を阻止する姫に、トカゲの騎士として仕える大学生っす。
魔法使いだの騎士だの言ってるっすけど、現代日本が舞台っす。
まあ、そんな姫の目的も地球を砕くことなんすけどね。
「え、じゃあ何で魔法使い阻止するの?」
自分で砕きたいからだって。
「わ、わがままなのね」
で騎士は他にも11人いて
- 犬
- カラス
- 馬
- フクロウ
- 黒猫
- ヘビ
- 亀
- 鶏
- ネズミ
- カマキリ
がいるっす。
「カマキリが浮いてる感じね」
あ、騎士はある日朝起きるとその生き物が目の前にいるんすよ。
んで「お前は地球を守る獣の騎士の一人になったー」とか言われるっす。
「うわ、その状況考えたくない。特に馬」
朝起きたら部屋の中にリアルサイズの馬っすからねぇ。
「カマキリも微妙だけど……2メートルのカマキリとか言わないわよね?(恐る恐る)
いたって普通のカマキリっす(苦笑)
「ところで騎士が一人足りなくない?」
あ、気づいたっすか。その最後の一人こそカジキマグロの騎士。
「カジキマグロ!」
残念ながらすでに死亡していて作中には登場するかが微妙っす。
「騎士付きの動物ってしゃべったりするぐらいで、普通の動物とスペックは変わらないのよね?」
ええ、遠く離れると自動で騎士のそばに戻ってくるっすけど、空中を泳いだりは出来ないと思われるっす。
「つまりカジキマグロの騎士の足元には一匹のカジキマグロが築地状態?」
おそらく。
朝起きると一匹のカジキマグロが部屋に転がっていてしゃべるわけっすよ。
「うわー、馬に匹敵するレベルでシュールね」
まったく。めちゃくちゃ気になるのに何で死んでるかなぁ。
回想シーンとかで登場してくれる事を楽しみにするっす。
その他にも「心配するな私は無職だ」などの名台詞も多いのでぜひ読んでみてくださいっす。
「え、その台詞もナニゴトなのっ」
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2007/05/28
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