じゃんくな日々

気ままに書きなぐってます。ゲームについてが多いかな。

Role&Rollは大丈夫?

いろいろ話しを聞いているとRole&Rollは厳しいなって話っす。
前号のロール&ロール12でローズ トゥ ロードのリプレイがあるんすけど、ちょっとかなり駄目だろってシーンがあったんすよね。
このリプレイ諸事情があってGMの小林正規さんがPLになりPLの井上鮭さんがGMになったんすよ。
そして惨事は始まったっす……。
まず、新GMは小林さんのキャラの設定も聞かずに始めたっす。
このGMはシナリオにキャラの設定を取り込む気はさらさら無いみたいっすね。

小林正規:ちょっとまって、その男って、僕のPCじゃないよね?
GM:(口に指を当てて)黙っててください

このように設定も知らないPCを勝手に動かし、しかもPLに発言させない横暴さを発揮。
その後も何度か自分のキャラの登場シーンがどうなるのか訊ねる小林さんを黙らせるGM。

GM:はい、孤児院の居間に入ると、寝ぼけまなこの子供たちが集まっています。その子供たちの輪の中心、窓際の椅子にマントを着た男が腰をかけて、ゆうゆうとお茶を飲んでいます。はい。小林さん、出番です!
小林正規:(えー! やっぱ、そうなの!)
GM:はい。何か言って。
小林正規:(何か言ってって。GM)
全員:……。
カラス(小林正規)……こ、今夜は月がきれいだね
全員:……。
カラス:「……どうも」
GM:はい! 休憩にしましょう!
カラス:(えええええええ!)


「その場の空気が、おかしくなったときは休憩が効果的です」(『R&R Vol.11「GM座談会」より)というわけで10分間の休憩の後。

今までGMが動かしていたキャラを相談も無くいきなり「これはあなたのPCなので何か言って」って渡しても……。
その場の空気がおかしくなったのは当然の結果っすな。
このリプレイは読んでてかなり不愉快だったっす。
自由度の高さが売りのTRPGでGMがPCの行動を一挙手一投足まで制限するセッションが面白いとは到底思えないっす。
PCの動きまでシナリオで決めたいんだったらTRPGじゃなく演劇の演出とかをやればいいんすよ。


それで、このリプレイのGMは酷すぎるといつもの店長と常連Aさんに話したら意外な答えが帰って来たっす。


「小林さんだからしかたがない」


え?
どういうことか詳しく聞いてみると、小林さんという人は今でこそこのローズのリプレイでPLにいじめられるかわいそうなGMという事で人気があるっすけど、*1PLをやると自分のPCの設定を延々と語り続けたうえに許可無く他のPCと因縁を結びかねないプレイをするそうっす。
だから新GMが小林さんの行動をとことん制限したのは正しいんだとか。


はあ、なるほど。お2人が小林さんと知人だというのはびっくりしたっすけど、確かにそういうプレイをやる人ならこの新GMの行動にも納得する部分はあるっす。
ただ、それは小林さんを知っているからの意見っすからねぇ。
おいらみたいに知らない人が説明無く見ればやはり酷いマスターという印象は変わらないと思うっす。そして、R&Rの読者のほとんどはおいらと同じ立場の人っすからねぇ。
まあ、それでも今までこのリプレイを読んできた人には「小林さんはGMだけじゃなくPLやってもいじめられているんだ可愛そう(笑)」って感想の人もいそうっすけどね。
せめて『このPCの行動を極限まで制限するマスタリングは本来やってはいけない酷い行為です。皆さんがGMをやる時はシナリオを大幅に逸脱しない限りPCの行動は尊重してあげてください』ぐらいのフォローを記事に入れるべきだと思うっす。
それが記事を書いた小林さんからも、R&R編集部からも入ってないのはかなり不味いと思うっすよ。
これが悪いプレイだって事を認識して無い可能性もあるかもっすね。
以前の日記のワールドオブダークネスの時といい、こんなのを本にして販売していいんすかね?


常連Aさん「今のR&Rはね何をやってもいいから面白ければそれでいいってところがあるみたいだね。それとTRPGは滅びないって幻想を持っている」


おっと、そうなんすか?
なるほど、面白さ優先っすか。奇抜な事をやれば面白いって訳じゃないと思うんすけどねぇ。あまりにおかしすぎるものは逆にヒクっすよ。
こんなクオリティというか品位で月刊化っすか……大丈夫?


*1:おいらはほとんどこのリプレイを読んでいなかったので知らなかったっすけど、そうらいしいっす。