Ａの魔法陣オンリーコンベンション ７ 夜明けの夜想曲
１１月３０日
ヘカトンケイル出現阻止作戦の本番っす。
作戦内容は
１：巨大マーカーＬを青函トンネル内のヘカトンケイル出現予測地点の真下付近に運んでマーカーＬを作動させる。*1を務めるっす。
射手は１人で残りが護衛。
なお、隊長含む北海道師団は射手と北海道の防衛っす。
ヘカトンに追随して２００万の幻獣が現れる予定だとか。
あ、確かにそれは日本終わるっすね。
うーむ、ここに来てずっしりと史実になってしまうという言葉が圧し掛かってきたっすね。
頑張らねば。
ここで作戦会議兼休憩。
射手は射撃が得意で忍耐強いＩ君に決定。
芝村閥の力で用意できる物は用意するとのことなので、前提変換に必要なものを考え始める。
まずはマーカーＬを乗せたトロッコ列車の前後に盾を固定してもらう。
レーザーの威力減衰のための煙幕が必要かどうかで悩む。
結局、煙幕で視界が遮られても狭いトンネルに予想される敵の出現数はトンネルいっぱいだから適当にばら撒いても当たるだろう、というわけで煙幕弾も持っていくことに。
この時には煙幕の中を格闘戦してるであろう吉川君のことはすっぽりと抜けていたっす（笑）
煙幕に伴い成功要素から視覚に関するものを別のやつに置き換えるようにと指示が出る。*2
成功要素をここでいろいろに入れ替えたり登録したりと忙しかったっす。
特に鍋島はここまで楽していたし、思いつかなかったので結構ブランクが多かったんすよね。
ここに来てようやっと頭が働き外見『落ち着いた雰囲気』やアイテム『冷静な心』などを登録。
『目が良い』を指示通り『殺気感知』に変更。
先輩軍人として冷静沈着に皆を指揮するキャラを最後にして確立できた感じっす。
技能や能力はガープスを参考にすればいくらでもいけるっすな、と悟る。
追い詰められないと必死に考えないと言う芝村さんの言葉を実感しました。
他の人もいろいろと成功要素をいじってましたっす。
特にアイテムに冷静な心や勇気などの気持ち系を、今回のＳＤさんでは登録できると言うことで吉川君がＳＤさんのいない間に隠し玉を仕込みました。
これ、皆で「やっちゃえ、やっちゃえ」とけしかけたっす。
皆準備が終わり、休憩も十分。やる気も十分。
青函トンネルの入り口に到着するとヘカトンケイルがゆっくりとながらも実体化を始めてたっす。
ここでＩ君は土方隊長達とグロス・ベルタのある五稜郭基地へ向かうのでお別れ。
成功要素のために鍋島の懐中時計を渡し、必ず生きて会おうと約束する。
ＳＤさんから死にフラグみたいと言われる。
守って死ねるんだったらそれもかっこいいな、とか考える。
青函トンネル内を進み目標地点に障害もなく到達。
巨大マーカーＬを起動し、後はグロス・ベルタ発射までお客さんを待つだけである。
しばらくたつと、トンネル内に幻獣出現反応。
トンネル内が真っ赤に染まる。
外でも始まったらしく、戦闘音が聞こえてくる。
土方隊長の栄光号が二刀流を振り回してる姿がありありと浮かぶっすな。
トンネル内は小型幻獣がワラワラと出現。
まずは、作戦通りに煙幕弾を発射しレーザーの威力を減衰させる。
そして前を永野さん、後ろを鍋島が担当。吉川君が近づいてきたやつに順次襲い掛かる。
作戦は大当たりで、永野さんと鍋島は敵をなんとか押しとどめることに成功。
ここで仕込んでた吉川君の隠し玉炸裂。
「『Ｉ君への恋心』を成功要素登録します！」
ＳＤさんが席を離れてる間に書き込んで裏返しにしていたカードを、遊戯王のトラップカードばりにオープン！
ＳＤさんは爆笑しながらもこれを認め、そして当然のように抽出までされたっす。
「私がここでがんばらなくっちゃ、Ｉくんがっ！」
まだグロス・ベルタ発射して無いのに全部吉川君に持っていかれた感じっす。
やられたなぁ。
そんなＩ君は幻獣が迫っても、吉川君の叫びが聞こえても、じっとスコープをにらみその時を待っていたっす。*3
周りでは土方隊長他北海道師団が奮戦。
そして、ついにロックオンのアラームが鳴った。
引き絞られるトリガー。
栄光号の横の砲塔から成層圏へ向けて射出される弾丸。
落下。
狙い違わずポインティングした位置に着弾。
鳴り響く音響弾。
伝播する衝撃。
薄れるヘカトンケイルと幻獣群。
訪れる静寂。
……そして沸きあがる歓声。
勝ったー！！
いやいや、よかったよかった。
とりあえずここの卓の日本は守られたっす。
他の卓は無事だろうか。
などと考えつつも、無事１２月１日を迎えたっす。
