じゃんくな日々

気ままに書きなぐってます。ゲームについてが多いかな。

Aの魔法陣オンリーコンベンション 8 エンディングフェイズ

作戦の終了と共にカラス隊も解散となりましたっす。
エンディングはSDがそれぞれの希望と成功具合を比べて個別にシーンを設けて行われましたっす。


●永野 理保の場合
永野さんは万翼長に昇進。
配属先には青森を希望。
「憧れていた人が、あの人なんですよ」
そう言って苦笑する永野さん。
あの人とはもちろん野口。
「偉くなってなんかいろいろまずいことやってた野口におとがめが行かないように裏から手を回したい」
見守る愛って奴でしょうか、もっと積極的にいってもいいのに……。
北海道から仲の悪い青森に転属ということで、いろいろ不遇な扱いを受けるかもしれないというのに永野さんは笑って命令書を受け取っていました。


●鍋島 直大の場合
自分はもちろん西への転属を希望しました。
いつか九州を奪還するためにも近いところにいたかったから。
ここで本来なら万翼長のところを千翼長でもいいと土方隊長に薦められました。
万翼長になると実戦には出難くなるんだそうです。
しかし、自分は首を横に振りました。
今回の経験で自分は指揮する方があってると思ったからです。
それを聞いた土方隊長は「餞別だ」と言って栄光号を1小隊分下さいました。
破格の餞別に唖然としてしまいましたが、ありがたく受け取る事にしました。
あって困る事はありませんからね。
「鍋島万翼長、九州奪還の任務を命ずる」
敬礼。
任務……承りました。


●Iの場合
I君はカラス隊初任務の時に知り合ったあの老夫婦のところにお世話になっていました。
傍から見ていれば本当の祖父母と孫のようでした。
所属は北海道師団の最前線の一つ、沿岸警備部隊。
「お前みたいな子供が戦わなくてもいいじゃないか」
老夫婦はそう言ってI君を戦いから遠ざけようとしましたが、彼はそれを笑顔で断りまた任務へと向かったのでした。


●吉川 順の場合
土方は軽く頭痛を感じながら声をかけた。
「あー、吉川……」
君付けかさん付けかで迷った後、結局「さん?」と呼んだ。
「なんでしょうか?」
それに返事をする吉川。
「Iの任務だが、あんなに人数を裂くことは無かったんじゃないのか? 奴ならもっと少なくても大丈夫だぞ」
その発言にものすごい形相で食って掛かる吉川。
「何を言うんですか! それでI君が死んだらどうするんですか!!」
あまりの勢いに土方も引き下がるしかなかった。
どうしてこういうことになっているのか、それは吉川の希望によるものだった。


「そりゃあもちろんIくんのお嫁さんになるんですよ! でも今はなれないから、まず法律を変えるために政治の世界に飛び込んで偉くなるんですよ」
発想のスケールが違う男である。
その希望をかなえるために土方隊長が提案した事は「芝村にならないか」だったのだ。
こうして芝村初のオカマさんな芝村が誕生したのである。
吉川を紹介するための会議にこれから出席しなければならない土方は頭が痛かった。
吉川を女性として紹介しなければいけないからだ。


隊長……がんばれ。