非常ベル

ここの所、住んでるアパートの非常ベルがよく鳴るようになったっす。
今日もまた非常ベルの音がアパートに鳴り響く……。
まどか「火事ですか？」
うんにゃ、どうもいたずららしいっす。
まどか「迷惑極まりないですね」
しかし、放置するわけにもいかないっすから、すっかり通報の常連になってしまったっす。
まどか「そのうち消防の人に顔まで覚えられるかもしれませんね」
そんな覚えられ方は嫌っすな。
警察も動いてるとは聞いていたっすけど、今日の通報でついに警察の人ともご対面。
まどか「今まで通報時には消防しか来てなかったんですね」
そして、なんと今回は鑑識を手配したとの事っす！
まどか「鑑識って指紋取ったりする人達ですね。大事になってます」
いや、まったくっす。
そして警察消防両方から、大家に非常ベルの位置やカメラ設置などの対策を住人から言ってもらうようにお願いされたっす。
警察消防からも言ってはいるが、やはり住人からの方が良いらしいっす。
あと、今後こういうことがあった時に「またか」と思って放置せず、すぐに通報して欲しいとも言われたっす。
いつ、本当に火をつけられるか分からないからだとか。
まどか「あー、あー、あー！　なるほど（もう放っておいたらと言おうとしてた）」
それ言われると放置できないっすよね。
出来れば早く犯人が捕まりますように……。

まどか「もしかしたら同じ住人のいたずらの可能性もありますね」
もしそうなら最悪っすな。
それに自分だってうるさいだろうに……。