アニメ版ナイツ&マジックの感想 6
さあ、ここから大西域戦争っすよ。
まどか「秋アニメももう終わろうというのに夏アニメの記事(苦笑)」
ここからネタバレっす。
●ジャロウデク王国
こちらがジャロウデク王国の王都となるっす。
まどか「禍々しいですね」
もうどこかの魔王城かってくらいの演出っすよ。
おいらこれ見た瞬間吹き出してしまったっす。
まどか「なにやら人が住めなさそうな土地に見えます」
普通に多くの人が住んでるはずなんすけどね、これみちゃうと魔獣がワンサカいそうな気すらしてくるっすよ。
まどか「なお西方は魔獣がほぼ駆逐されています」
まあ分かりやすく『ここは悪い国ですよー』って記号化したかったんじゃないかと。
まどか「実際テレスターレ奪ったり、カースドベイド使う様な国なので悪い国ではありますけど……極端すきです」
で、この国がストランド型クリスタルティシューやバックウエポンなどのテレスターレの技術の入手と飛行船を開発したことで侵略戦争を仕掛けたわけっす。
まどか「そういえば戦争理由ってなんですか? 演説で何か言ってたみたいですがよくわかりませんでした。『ふぁだあばーでん』がどうとか」
相も変わらず世界観擁護の説明しないっすからね、分かるわけがないっす。
西方は魔獣が駆逐されたと説明したっすけど、駆逐したってことは昔は魔獣がいたってわけっすね。
まどか「そうなりますね」
そういう共通の敵がいたことで人類は一致団結して一つの国家が出来たっす。この国が『ファダーアバーデン』っす。
そして皆で頑張って西方から魔獣を駆逐したら、人同士が争ってファダーアバーデンは分裂。
まどか「……人間って隙あらば争いますね」
そうやっていろんな国家が西方には誕生したんすけど、ジャロウデク王国はファダーアバーデンの正当後継国家を掲げてまして、西方統一するのが夢なんすよ。
まどか「あれ、つまりジャロウデクの目的は簡単に言うと世界征服ですか?」
身もふたもないっすけどそのとおりっす。
●ティラントー
ジャロウデク製のストランド型クリスタルティシューを採用したシルエットナイトっすね。
ストランド型の高出力を活かしたパワーと重装甲が特徴っす。
燃費の悪さは基本的には解決しておらず、稼働時間の短さに伴う、進軍の遅さが弱点となるっすね。
まあある程度は飛空船に搭載することでカバーされてるんすけどね。
まどか「あと何かブースト的なものが付いてませんでした?」
エーテルサプライヤっすね。これを使うと一時的にマナの回復が行われるっすね。
その代わりにエーテルリアクターに負担がかかる方法なので使いすぎるといずれ動かなくなるっす。
まどか「諸刃の剣なんですね」
んでこのティラントーっすけど、ロボアクション重点の弊害が出てしまったんすね。
まどか「どんな弊害が?」
動かしすぎたんすよ。
まどか「ほ、ほうほう?」
ティラントーの特徴は前述の通りパワーと重装甲による鈍重というか重厚な動きが特徴なんすよ。
ところがロボアクション重点でゴリゴリ動かしちゃって重厚さが消えちゃったんすよねー。
動くのは嬉しくもあるんですがちょっと残念でもあったっす。
まどか「悩ましいですね」
●銀凰騎士団の介入理由
はい、今回のメインその1っす。
まどか「すでに結構語ってる気がするんですが、今回まだあるんですね」
いやぁ、突っ込みどころ多いのがイケないっす。
まず彼らがクシェペルカの救援に来た理由が酷かったっすね。
まどか「えっと、よく覚えてないのですがジャロウデクが攻めてきたからでしたっけ?」
惜しい、それは原作の理由っす。アニメ版は「きな臭いから」だけっす。
まどか「え、あれ、そうでしたっけ? それだけの理由であれだけの戦力、いや王子まで送り込んだんですか?」
そうなんすよ、隣の国がなんかきな臭いからってだけで王子送り込んじゃってるんすよ。
まどか「そんな不確かな理由だったんですね、もうちょっと確定情報で動きましょうよ」
先程もちらっと言いましたけど、原作だとクシェペルカにジャロウデクが攻めてきたって聞いたから、隣の国であり同盟国でもあるクシェペルカに援軍を送ろうって理由で銀凰騎士団が派遣されてるっす。
まどか「あ、同盟国なんですね」
うっす、同盟を結んでフレメヴィーラのリタムス国王の妹のマルティナとクシェペルカのアウクスティ国王の弟のフェルナンドの婚姻が結ばれているっす。
アニメで触れていたエムリス殿下の留学もこの繋がりからとなっているっす。
なお留学の主な内容は王侯貴族にふさわしい礼儀作法っす。
まどか「とても身につけて帰ってきたようには見えませんね」
フレメヴィーラという土地が悪いっす(苦笑)
そんなわけで同盟国を助けるという明確な理由があって送り込まれたはずなんすけど……。
まどか「なるほど、雑って言いたくなる気持ちが分かってきました」
●銀凰商会
メインその2っす。
まどか「そういえばなんで銀凰騎士団じゃなくて銀凰商会を名乗っていたんですか?」
うん、その説明をしてないってのが突っ込みどころっすね。
まどか「あー、これでしたか」
さて前述の理由で介入を決めたわけですが、リオタムス国王は表立っての援軍を送るのではなく少数精鋭によるこっそりとした介入を決断したんすよ。
まどか「つまり国王の指示だったんですね」
そう、表向きは銀凰商会という武器商人が勝手にクシェペルカを援助したって形にしたんす。
まどか「いやシルエットナイトを所有してる商人って無理がありませんか?」
リオタムス国王曰く「タテマエさえあればどうとでもなる」だそうっす。
まどか「あ、この人アニメだと目立ってなかったのにしっかりとアンブロシウス前国王の息子だ」
というわけでそういう政治的な理由で銀凰騎士団は銀凰商会を名乗って大西域戦争に介入することとなったんす。
まどか「でもアニメでは説明されないっと」
はっはっは。
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