じゃんくな日々

気ままに書きなぐってます。ゲームについてが多いかな。

アニメ版ナイツ&マジックの感想 8

はい、ちゃっちゃと始めるっす。
まどか「これを終わらせて進めなきゃいけない積んでるゲーム多いですからね」
2つのことが出来ない人間っすから……。


ここからネタバレっす


●クシェペルカの反撃
エルくんのプレゼンがすっ飛ばされたので何があって勝ったのかさっぱりわからないシーン。
まどか「ああ酷かったですね。エルくんが何かしたから勝てましたって雰囲気だけで押し切ろうとしてましたね」
放送ではクシェペルカの量産シルエットナイトであるレスヴァントの欠点を指摘したところだけで終わってたっすけど、原作ではティラントーがなぜ強くて、使われてる技術も説明し、そしてなぜそれについて銀凰商会は詳しいのかまで説明してたっす。
まどか「ということはフレメヴィーラで開発された技術だってことまで話したってことですか?」
そうっす。
まあ、相手の強さを説明した時に、「なんで詳しいの?」って聞かれるのは当然の流れっすからね。
そりゃ説明せざるを得なかったっすね。
まどか「責められたでしょうね」
奪われた経緯まで話して、ウチラが一番怒ってるんだー! ってアピールして許されてたっす。


で、その後レスヴァントの改修案を提案して生まれたのがアニメにも出てきたレスヴァント・ヴィードっす。
一からストランド型を量産する時間がないからってことで、レスヴァントにちょちょいっと4つのサブアームと、機体をすっぽり覆ったコートみたいな形のキャパシティブレームをかぶせた機体っす。
まどか「シンプルですね。それだけなぜティラントーに勝てたんですか?」
キャパシティブレームで確保した魔力を4門のサブアームからの遠距離魔法に回して近づける前に倒すっす。
鈍重で接近戦のパワーが売りのティラントーを近づけさせない為の機体っす。
まどか「あー、そんな弱点が。でもその為の飛行船だったのでは?」
それでも全機を乗せれるわけじゃないっすからね。
なおヴィードの弱点はティラントーを下回る機動性。キャパシティブレームが重いから拠点防衛特化の砲台っす。
まどか「なるほど、攻め込まれてる時だからこそ有効な機体なんですね」
この辺のなぜ勝てたかの説明を一切しないとは思わなかったっす。


なお書籍はこれで耐えてる間に銀凰商会がシャドウラートなどまで使ってゲリラ戦を仕掛け補給線を叩いてたっす。
そしてそれで稼いだ時間でヴィードの量産と、レスヴァントやクシェペルカ国王騎をストランド型でリニューアルしてたっす。
そのレスヴァントのストランド改修機はレーヴァンティアと言うっす。
まどか「レーヴァンティアはアニメでは出てきませんでしたね」
好きな機体だけに残念っす。
あとストランドクリスタルティシューやサブアームがフレメヴィーラからもたらされた技術だと明かしたことにより、以降この技術を使った機体はイースタンモード(東方様式)と呼ばれるようになったっす。
まどか「国王騎の方は名前変わったんですか?」
カルトガ・オル。クシェール2世と2世がついただけだったっすかね?
ああ、あと国王騎の操縦はエレオノーラちゃんは操縦できないので、イサドラさんっす。
まどか「イサドラさんも王族ですよね?」
そこはフレメヴィーラの血を引いてるっすから……。
まどか「ああ……」


●銅牙騎士団のエレオノーラ女王暗殺夜襲
これもいきなり失敗してたっすけど、失敗した理由はフレメヴィーラ人は夜も魔獣の夜襲に備えて眠ってる時もすぐに起きれるように訓練されていたからあっさりと気づかれたっす。
で、また言いますけどフレメヴィーラの
どこが平和ボケなんですか?
まどか「う、うーんこれは……」
あの台詞はほんとセンスがなかったっす。


そろそろ終りが見えてきたっすかね。
まどか「あれ、もしかしてクリストバル王子はスルー?」
スルー。

アニメ版ナイツ&マジックの感想 7

あけましておめでとうございます。
まどか「今年もよろしくお願いします」
スパロボXのワタル参戦が嬉しすぎるっす。
でもこの設定ならあと2年ぐらい後だったらナイツ&マジックの参戦もワンチャンあったかもっすね。
まどか「ところでスパロボVはどうしてるんですか?」
……このナイツマ感想が終わるまでお預けっす。
まどか「年越しちゃいましたよ……」
まさかこんなに続いてしまうとは。


ここからネタバレっすよ。


●クシェペルカ王族救出
ここのシルエットギアっすけどエルと双子がモートルビートで残りがシャドウラートっす。
まどか「シャドウラートは初めて聞いた名前ですね」
シルエットギアを見たノーラがこれは使えると、隠密潜入に特化したシルエットギアをエルに注文して出来上がったものっす。
まどか「まさにうってつけなんですね」
あとカットされてるっすけど以降のジャロウデク相手のゲリラ戦でも活躍しているっす。
そして救出自体はキッド以外はあっさりと処理。
まどか「キッドは見せ場ですからね」
んで、残念だったのは城脱出後の合流時にツェンドリンブルを見てあんぐりする場面がカットされたことっすね。
あれはぜひ見たかったのにホント残念っす。


●ソードマン
この作品がロボアクション特化だと認識した瞬間から見たかった機体っす。
まどか「動きすごかったですね。ただ前回重厚な動きが特徴と言っていたティラントー系統にしては動き過ぎでは?」
ええ、ソードマンの元になってるのは別に開発されたけど量産されなかった軽装タイプっす。
量産中止の理由はストランド型なのに従来型よりもパワーアップ率が低かった機体だったからっす。
燃費の問題は解決したけど、パワーがちょびっとアップ位なら意味ないなって破棄されたんすよ。
まどか「なるほど、元が軽装型だからあんなに動いてたんですね」
ここは期待どおりにバリバリ動いてたっすね。
声もアムドライバーのラグの松風さんで良かったっす。
まどか「アムドライバーって懐かしいですね」


●オラシオ
飛空船を開発したオラシオは性格が攻撃的な方向に変更されてたっすね。
原作だと自分が空を飛べればOKで、他人が飛ぶのを積極的に叩き落とすような性格じゃなかったっす。
まどか「それじゃ、何故ヴィーヴィルみたいなのを開発したんですか?」
スボンサー(ジャロウデク)の意向っす。金出してもらえなくなるっすからね(笑)
あと頭脳もより優秀になっていたっすね。
イカルガのマギジェットスラスタの性能を看破して対策を打ち出してきたのは原作になかった展開のはずっす。
イカルガのマギジェットスラスタはジェットエンジンなんすけど、それを見てオラシオが開発したのはロケットエンジンなんすよね。
原理を勘違いしてたんすから、イカルガのマギジェットスラスタに粉塵を吸い込ませて壊すってのは、原作だと行えないはずなんすよ。
まどか「これは原作を読んでないとわからない違いですね。目くじらを立てる必要はないのでは?」
うん、優秀になってる分は悪いことじゃないと思うっすよ。攻撃的な性格も物語の盛り上がり的にラスボスポジに収めるための上手い改変だと思うっす。


まどか「今回は褒める点も多いですね」
感想っすからね。褒める点があれば褒めるっすよ。


ナイツ&マジック 3 (ヒーロー文庫)

ナイツ&マジック 3 (ヒーロー文庫)

アニメ版ナイツ&マジックの感想 6

さあ、ここから大西域戦争っすよ。
まどか「秋アニメももう終わろうというのに夏アニメの記事(苦笑)」
ここからネタバレっす。


●ジャロウデク王国
こちらがジャロウデク王国の王都となるっす。

まどか「禍々しいですね」
もうどこかの魔王城かってくらいの演出っすよ。
おいらこれ見た瞬間吹き出してしまったっす。
まどか「なにやら人が住めなさそうな土地に見えます」
普通に多くの人が住んでるはずなんすけどね、これみちゃうと魔獣がワンサカいそうな気すらしてくるっすよ。
まどか「なお西方は魔獣がほぼ駆逐されています」
まあ分かりやすく『ここは悪い国ですよー』って記号化したかったんじゃないかと。
まどか「実際テレスターレ奪ったり、カースドベイド使う様な国なので悪い国ではありますけど……極端すきです」
で、この国がストランド型クリスタルティシューやバックウエポンなどのテレスターレの技術の入手と飛行船を開発したことで侵略戦争を仕掛けたわけっす。
まどか「そういえば戦争理由ってなんですか? 演説で何か言ってたみたいですがよくわかりませんでした。『ふぁだあばーでん』がどうとか」
相も変わらず世界観擁護の説明しないっすからね、分かるわけがないっす。
西方は魔獣が駆逐されたと説明したっすけど、駆逐したってことは昔は魔獣がいたってわけっすね。
まどか「そうなりますね」
そういう共通の敵がいたことで人類は一致団結して一つの国家が出来たっす。この国が『ファダーアバーデン』っす。
そして皆で頑張って西方から魔獣を駆逐したら、人同士が争ってファダーアバーデンは分裂。
まどか「……人間って隙あらば争いますね」
そうやっていろんな国家が西方には誕生したんすけど、ジャロウデク王国はファダーアバーデンの正当後継国家を掲げてまして、西方統一するのが夢なんすよ。
まどか「あれ、つまりジャロウデクの目的は簡単に言うと世界征服ですか?」
身もふたもないっすけどそのとおりっす。


●ティラントー
ジャロウデク製のストランド型クリスタルティシューを採用したシルエットナイトっすね。
ストランド型の高出力を活かしたパワーと重装甲が特徴っす。
燃費の悪さは基本的には解決しておらず、稼働時間の短さに伴う、進軍の遅さが弱点となるっすね。
まあある程度は飛空船に搭載することでカバーされてるんすけどね。
まどか「あと何かブースト的なものが付いてませんでした?」
エーテルサプライヤっすね。これを使うと一時的にマナの回復が行われるっすね。
その代わりにエーテルリアクターに負担がかかる方法なので使いすぎるといずれ動かなくなるっす。
まどか「諸刃の剣なんですね」
んでこのティラントーっすけど、ロボアクション重点の弊害が出てしまったんすね。
まどか「どんな弊害が?」
動かしすぎたんすよ。
まどか「ほ、ほうほう?」
ティラントーの特徴は前述の通りパワーと重装甲による鈍重というか重厚な動きが特徴なんすよ。
ところがロボアクション重点でゴリゴリ動かしちゃって重厚さが消えちゃったんすよねー。
動くのは嬉しくもあるんですがちょっと残念でもあったっす。
まどか「悩ましいですね」


●銀凰騎士団の介入理由
はい、今回のメインその1っす。
まどか「すでに結構語ってる気がするんですが、今回まだあるんですね」
いやぁ、突っ込みどころ多いのがイケないっす。
まず彼らがクシェペルカの救援に来た理由が酷かったっすね。
まどか「えっと、よく覚えてないのですがジャロウデクが攻めてきたからでしたっけ?」
惜しい、それは原作の理由っす。アニメ版は「きな臭いから」だけっす。
まどか「え、あれ、そうでしたっけ? それだけの理由であれだけの戦力、いや王子まで送り込んだんですか?」
そうなんすよ、隣の国がなんかきな臭いからってだけで王子送り込んじゃってるんすよ。
まどか「そんな不確かな理由だったんですね、もうちょっと確定情報で動きましょうよ」
先程もちらっと言いましたけど、原作だとクシェペルカにジャロウデクが攻めてきたって聞いたから、隣の国であり同盟国でもあるクシェペルカに援軍を送ろうって理由で銀凰騎士団が派遣されてるっす。
まどか「あ、同盟国なんですね」
うっす、同盟を結んでフレメヴィーラのリタムス国王の妹のマルティナとクシェペルカのアウクスティ国王の弟のフェルナンドの婚姻が結ばれているっす。
アニメで触れていたエムリス殿下の留学もこの繋がりからとなっているっす。
なお留学の主な内容は王侯貴族にふさわしい礼儀作法っす。
まどか「とても身につけて帰ってきたようには見えませんね」
フレメヴィーラという土地が悪いっす(苦笑)
そんなわけで同盟国を助けるという明確な理由があって送り込まれたはずなんすけど……。
まどか「なるほど、って言いたくなる気持ちが分かってきました」


●銀凰商会
メインその2っす。
まどか「そういえばなんで銀凰騎士団じゃなくて銀凰商会を名乗っていたんですか?」
うん、その説明をしてないってのが突っ込みどころっすね。
まどか「あー、これでしたか」
さて前述の理由で介入を決めたわけですが、リオタムス国王は表立っての援軍を送るのではなく少数精鋭によるこっそりとした介入を決断したんすよ。
まどか「つまり国王の指示だったんですね」
そう、表向きは銀凰商会という武器商人が勝手にクシェペルカを援助したって形にしたんす。
まどか「いやシルエットナイトを所有してる商人って無理がありませんか?」
リオタムス国王曰く「タテマエさえあればどうとでもなる」だそうっす。
まどか「あ、この人アニメだと目立ってなかったのにしっかりとアンブロシウス前国王の息子だ」
というわけでそういう政治的な理由で銀凰騎士団は銀凰商会を名乗って大西域戦争に介入することとなったんす。
まどか「でもアニメでは説明されないっと」
はっはっは。


アニメ版ナイツ&マジックの感想 5

前回の平和ボケのセリフまで来て少し燃え尽き気味っす。
まどか「無理に書く必要はないのでは?」
いや、まだ銀凰商会とかレスヴァント・ヴィートとか言いたいことは残ってるので続けるっすよ。
というわけでここからネタバレっす。


●テレスターレ強奪
ここは設定的なあれこれというより、原作にあったエルくんの「新開発機体の強奪はロボットアニメの定番だと言うのに、まさか自分が強奪される側になるとは思いませんでした」的なセリフがあるんですが、それをぜひ入れて欲しかったっす!
まどか「名ゼリフ的なやつですか」
状況的におかしかった双子の姉に闇討ちのセリフは入れるのに、こっちは入れないってのが謎でしたっすね。
相変わらずバトルは良かったっす、キッドのモートルビートが偶然ワイヤーを引っ掛けるところなんか分かりやすかったですね。


●カースベイド
まどか「あれ、これは魔物を呼び寄せて凶暴化させる餌って説明がありませんでした?」
そうなんですけど、何故禁忌扱いなのかの説明が弱いかなって程度っすね。
魔獣被害が日常茶飯事なフレメヴィーラ王国だから禁忌指定されてるわけで、魔獣が出ない西側の国の人だからこそ気軽に使ってるってことっす。
まどか「でも、あんまり使いたくないみたいな描写がありましたよね?」
多分材料が貴重だからとかの理由なんじゃないんすか?
ちなみにカーズベイドがどれくらい禁忌かというと、おいらの感覚では日本で核兵器使っちゃうくらいだと想定しているっす。
まどか「あ、はいよくわかりました」


●御前試合
工房長いいキャラしてるっすなぁ。
そしてトイ・ボックスのことをすっかり忘れていたっす。
まどか「エルくんの専用機、戦争前にあるじゃないですか」
いやーうっかりしてたっす。なんか影が薄かったので綺麗さっぱり記憶から消えてたっす。
確か書籍版のみの登場だったっすかね?
そしてアクションはやっぱりいいんすよね。
あとツェンドルグのキャリッジとかカッコよかったっす。
まどか「あの登場シーンはインパクトバッチリでしたね」


●クイーンシェルケース戦
ベヘモスと同等なのにAパートで倒された可哀想な魔獣。
まどか「尺の都合とはいえ悲しいですね」


エーテルリアクター作成
まどか「あ、これは私もツッコミどころかわかります。アルフが人間じゃ種族として無理って言ってたのに説明なくエーテルリアクター作成に成功しちゃってるところですよね」
全くその通りっす。
人間は魔力触媒を体内に持ってないので、魔法を使うためには魔力触媒を埋め込んだ杖が必要なんすよ。
で、エーテルリアクター作成に必要な術式『ライフソング』を刻み込む為にミスリルが必要で、ミスリルを加工するために必要な魔法は体から、というか手から発動させて加工するものだから体内に魔力触媒を持つアルフじゃないとダメってことっす。
まどか「えっと魔法の杖を首から下げて加工魔法使ったらダメなんですか?」
ダメっすね。あくまで人間の魔法は杖からの発動なんすよ。
つまり動かせる手の形をした杖があればいいんすよ。
まどか「あ、加工シーンでシルエットギアが映っていたのって……」
そう、シルエットギアはシルエットナイトと同じく命令伝達部分というか神経部分ができてて、まさに手の形をした杖という条件を満たしていたんすよ。
これによってエーテルリアクター作成が可能になったってことっす。
まどか「この部分を説明しなかったってことは、ロボット開発ストーリーであるナイツ&マジックの、エンジン作成という一番重要な部分を、全く説明せずにすっ飛ばしたんですか」
というか最初に人間には無理って言ったのを、どのようにエルくんが克服するのかは視聴者が注目するところだと思うんすけどね!
まどか「もう説明する気がないなら、最初から人間には無理って設定すらなくせばよかったのに」


イカルガ完成
放送前のおいらの予想では1クールで行けるのはここまでだと予想していたっす。
イカルガが完成して「エルくんたちの活躍はこれからだ!」って終わる。
まどか「しかし実態は」
ダイジェスト。


アニメ版ナイツ&マジックの感想 4

投稿ペースもそうっすけど1記事1話分になってるね、ペース上げないと。
まどか「はい、というわけでここからネタバレ注意です」


●テレスターレ開発
模擬戦で魔力切れで停止したことにより、ようやっとシルエットナイトがマナで動いてるのがちゃんと描写されたんだったかな?
まどか「ベヘモス戦の最中に触れてた気もしないでもないですが……」
そうだったっすかね。
それにしてもやはりロボ戦は動きいいっすね。

●マギジェットスラスタ
テレスターレ開発と同時にやってたのがマギジェットスラスタっすね。
まどか「えっと、どれでしたっけ?」
すっごいバーニアですっ飛んでいって、機体ボロボロにしたやつっす。
まどか「ああ、バトソンさんが親方にすっごい怒られるって言っていたやつですね」
あれも何やってるのか一切説明しないまま壊れたという結果だけが残ったっすね。
普段エルたちが空を飛ぶのに使ってるエアロスラストの魔法を応用したシルエットナイト用ジェット推進を開発しようとして、制御できずに地面ですりおろされました。
最悪死ぬやつっす。
まどか「なるほど、それじゃアディちゃんも怒って当然ですね。そしてそんなピンチをサラッと済ませたんですね」

●シルエットギア
そういえばシルエットギアもこの辺だったっすかね?
まどか「シルエットギアってあの小さいパワードスーツみたいなやつですよね。確かマギウスエンジン無しのがこの辺りだった気がします」
マギウスエンジン有りの方も一緒にしちゃうっすかね。
まどか「シルエットギアの疑問はあれですね、何故エル君と双子だけがスムーズに動かせるのか。エドガーさんは『特別』と言ってましたけどどう特別なんですか?」
特別って言っておけば説明しなくていいだろうという制作の裏側が見えるセリフだったっすね。
最初のシルエットギアであるモートルビートは前述の通りマギウスエンジンを積んでいません。
なので各部を動かすには搭乗者が動きを演算しなくてはならず、シルエットナイトの動きの演算をマギウスエンジンに任せている通常のナイトランナーはそれが難しいんすね。
まどか「なるほど」
そしてエルや双子は子供の頃から続けている特訓で使っていた限定身体強化の魔法で、体の一部分に魔力を送ったりすることもやってきたんすよ。
だからシルエットギアの各部に魔力を送る演算も得意なので動かせるってわけっす。
まどか「幼少時のエピソードカットの影響なんですね」
でまあ、これじゃ訓練にもならないってことで小型のマギウスエンジンを搭載したモートラートが開発されて、一般騎士にも使えるようになりました。

●平和ボケ
今回の目玉。そしてこの記事を書こうと思ったきっかけでもあるっす。
まどか「謎の集団が魔獣を使って砦の騎士団を誘き出したところでのセリフですね」
このセリフはほんと耳を疑ったっすね。
web版と書籍版の両方で原作にこのセリフが有ったかどうか確認しに走っちゃいましたよ。
まどか「なにが気になったんですか?」
いや、だってこの国って魔獣が蔓延る森を切り開いてできた国だから、魔獣がしょっちゅう襲撃するような国っすよ。
各集落には魔獣が襲撃したときに備えて、今回みたいにすぐ狼煙が上げれるように備えてます。
謎の集団が所属する西側諸国の方が魔獣が駆逐されてるから段違いに平和っすよ。
まどか「あー、なるほど平和ボケなんかしてる余裕が無いんですね」
しかもちょっと前にベヘモスが出現したばかりで警戒度は上がってるっすからね。
人間同士で争う余裕がある西側諸国の方が平和ボケしてるって言えるんじゃないっすかね。
まどか「魔獣と戦ってきた国だからこそ、人間からの襲撃を想定してなかったともとれますね」
や、でもそれで平和ボケって言われるのは違うっすよね。
ほんとロボット戦闘以外がっすよね。


アニメ版ナイツ&マジックの感想 3

なんか感想でも愚痴でもなく解説みたいになってきたっす。
まあ、それだけアニメ版が説明放棄して初見置いてけぼりにしているってことなんすけどね。
まどか「では、いきましょう」


エーテルリアクター
ベヘモス討伐の報奨としてエルくんが要求したのはエーテルリアクターの製造方法でしたが……。
まどか「まさかエーテルリアクターの説明が無いとは思いませんでした」
周りが「国家機密だぞ」とか驚愕のリアクションをしても、どういうものか説明されないから原作未読者置いてけぼりっすよね。
まどか「私も置いてけぼりにされました」
作者と登場人物だけが盛り上がって視聴者置いてけぼりはやってはいけないと思っているっす。
まどか「有名なのはFF13の『パルスのファルシのルシがパージでコクーン』ですね」
いくら話の進行を急いでいるからって、省略しちゃいけないものはあるんすよね。
まどか「それでエーテルリアクターってなんですか?」
ざっくりと言えばシルエットナイトのエンジンっす。動力源っす。
こう言えば、どれだけの国家機密なのかは伝わるかと思うっす。
まどか「ロボット開発の最重要パーツじゃないですか、この作品ってロボット開発がメインのお話ですよね、なんで説明しないんですか!」
なんででしょうね。やっぱりロボアクションだけを見せれば十分だから設定説明はいらないってなったんすかね?


●置いてけぼりはまだ続く
まどか「まだ何か説明してない設定ありました?」
クリスタルティシューっすね。
まどか「あ、謁見シーンじゃなくてその後のグゥエールの修理を考えるシーンですね。エーテルリアクターが謎すぎてすっかり頭から消えてました」
クリスタルティシューをより合わせることで出力が上がって、その結果シルエットナイトのパワーが上昇することになる。このより合わせたクリスタルティシューをストランド型クリスタルティシューと呼ぶという説明はされたっす。
まどか「で、肝心のクリスタルティシューも当然のごとく説明されなかったと」
クリスタルティシューが説明されないから、より合わせるとか言われても分からないっすよね。
まどか「より合わせるってことは糸状の何かでしょうか?」
えっとクリスタルティシューはシルエットナイトの人工筋肉っすね。マギウスエンジンからの指示に反応してクリスタルティシューが動いてシルエットナイトは稼働するっす。
で、この筋肉をただ這わせるのではなくより合わせることで、丈夫で力強い筋力が生み出されるストランド(綱)型クリスタルティシューとなるっす。
まどか「なるほどストランドで綱ですか」
ただ、強いパワーを得れるのと比例してマナ(魔力)の消費も激しくなるんすよね。
まどか「燃費が悪いって話をしてましたね」
で、その燃費ですがクリスタルティシューに使われる素材はマナを貯める性質があるので、クリスタルティシューの量がそのまま魔力貯蔵量となるっす。
まどか「え、あれ、これも説明されてない?」
してないかな?
その性質を説明してないのに、魔力貯蔵量を増やすためにクリスタルティシューを増やさないといけないけど、増やしたクリスタルティシューもストランド型だから魔力消費も同時に増える。みたいなことを言っていたんすよね。
まどか「微妙なところですね。クリスタルティシューの性質の説明はしないけど察しろってことなんでしょうか」
いや、もう説明しろっす。
なお、燃費に関してはクリスタルティシューに使ってる素材を、筋肉には使えないが魔力をより貯めれるようになったクリスタルプールが開発され、それを装甲に用いることによって解消されたっす。
これは説明されたかな?
まどか「クリスタルティシューの性質を説明せずにクリスタルティシューを大量に積んで重心バランスが崩れまくってましたね。ここまで来るとクリスタルティシューの性質を説明しない理由が思いつきませんよ」


さて、今回はここまでにしとこうっすかね。
まどか「このペースだと秋アニメが終わるまで続きませんか?」
もっとさらっと終わらせるつもりだったのに書いてみると意外と多かったっすね。


アニメ版ナイツ&マジックの感想 2

まどか「すでに感想という名の別の何かのような……」
んー、原作既読者の愚痴?。
まあ、さっそく続きっすね。
ネタバレ注意!


●エルくん達空飛んでなかった?
エアスラストという空気を圧縮して空を飛ぶ魔法っすね。
空中での細かい姿勢制御が難しいため、身体強化と同じ様に魔法の制御訓練のためにエルがチョイスした魔法っす。
なので一緒に訓練していたキッド達もエルほどではないながら使えるっす。


●エルくんはグゥエールに何をしたの?
ディーセンパイからグゥエールを奪った後でコックピットぶっ壊してたところっすね。
まどか「アールカンバーの時同様に足が鐙に届かなかったんでしたよね」
そそ、だから操縦するために裏のコード(銀線神経(シルバーナーヴ)と言うっす)を引っ張り出し、自分の魔法発動体であるガンライクロッドを結びつけて、そこからグゥエールを動かすための術式を演算装置を介さず直接入力することでグゥエールを動かしたんすよ。
まどか「えっとなぜ魔法発動体を使ったんですか?」
この世界のロボットことシルエットナイトが魔力で動いていて、魔力に働きかけるためには触媒結晶が埋め込まれた魔法発動体を介した魔法術式が必要だからっす。
まどか「演算装置って?」
魔導演算機(マギウスエンジン)というシルエットナイトを動かすための基本的な魔法術式が保管してある装置っす。
本来は鐙を踏んだりすることでこの魔導演算機から命令術式が出て、シルエットナイトを動かしているんすけど、そこをエルは術式を計算して直接入力したっす。
まどか「計算ってとんでもないことなのでは?」
まず未知の術式なのでそれを解析して、そこから動かすのための術式を自分で構築して、その術式を騎体の各部ごとに飛ばさなくてはいけないのでとても大変っす。
だからここで前世の超絶プログラマー設定の演出があったんすよ。
あとロボを動かす魔力のコントロールは特訓時に使用していた身体強化の部分強化で慣れていました。
まどか「でも作中ではほとんど説明されませんでしたね」
さすがに全部説明してくださいとは思いませんが、少しぐらいは説明してほしかったっすね。



●ベヘモス戦
いやぁ、戦闘アニメーションは良かったっすね。この時に「あ、これはロボットアクション特化だ」と悟ったっす。
それもベヘモス戦が1話で終わったことで、もしかして大西域戦争までやるつもりじゃないかなと思い始めたっす。
まどか「えっと主人公機がバリバリ活躍する大西域戦争のロボアクションを見せたいためにベヘモス戦が1話で終わった?」
おいらはそう思っているっす。
その短縮の結果が最後のナレーションっすね。
まどか「とどめの一撃に至る流れをナレーションで解説してましたね」
あれはガッカリしたっすね、せめてエルくんに説明させほ欲しかったなぁ。
あと、その最後のシーンでエルくんが外に出てやってたことっすね。
まどか「ああ、そういえば確かにありましたね。なんでわざわざ外に出たんでしょう?」
えっとベヘモスの突進を受け止めるための空気の膜のエアバックを作るためっすね。
ただ、それを作り出されるのはエルくんの杖からなので、外に出る必要があったんすよ。
まどか「なるほど。でもまだコードつながってましたけど、あれは?」
シルエットナイトを守るための大きなエアバックを作るための魔力を持ってくるためっすね。
シルエットナイトが使う魔法はオーバードスペルという専用の魔法で、魔力も相応に消費するんすよ。
で、今回はそのオーバードスペルと同等の魔法を発動しなきゃいけないってことで魔力はグゥエールから貰ってたんす。
またそれだけの大きな魔法式を即座に構築できるのもプログラマー設定を活かした場面ですね。
そしてその魔法で受け止めた後に、ディーセンパイが後ろに飛んで衝撃を殺してなんとか生還って流れっす。
まどか「どうせナレーションで解説入れるなら、この辺の流れも入れればよかったのにって思いますね」
もったいないっすね。
そして、それだけの事をやっても原作でのグゥエールは手足ももげて原型をとどめてないくらいにボロボロになっていたんですが、アニメだと壊れ具合がぜんぜん足りてなかったっすね!
まどか「そこ、ツッコミどころなんですね」
えー、でも壊れ方が違うだけで時間が変化するわけじゃないからちゃんと原作通りにやってほしかったっすなぁ。
漫画版もちゃんと再現してたんすよ。
漫画版サイコー!
まどか「商品紹介が前回からアニメの円盤じゃなく漫画版なのはそれでですか!」
漫画版に今のところ不満はないっすからね。